保険の考え方


保険“必要以上不必要”
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日本には充実した公的医療保険制度があるので、不要な保険に入って無駄な保険料を負担するのはやはり避けるべきです。とはいえ、全ての人が入らないでよいというのは間違いです。社会保障や貯蓄だけでお金が足りると言える人は少ないと想定されます。
そして、そんなときに頼りになるのが保険なのです。


医療費における自己負担額

国民皆保険制度となっている日本の公的医療保険制度で受けられる給付には、主に次のものがあります。


公的医療保険制度で受けられる給付

・病気やケガで治療を受けるとき:療養の給付
・自己負担が高額になったとき:高額療養費
・病気やケガの療養で仕事を休んだとき:傷病手当金

公的医療保険制度の対象外となる医療費

・自由診療、先進医療
・入院中の食事代、差額ベッド代
・日用品代、通院に伴う交通費
・傷病手当金だけでは不足する収入
・看病に伴う家族の収入減少


必要以上の保険は不必要


医療保険というのは医療費をまかなうためのものではないのです。医療費をまかなうのは、公的医療保険である「健康保険」です。日本ではサラリーマンも自営業者も定年退職者も、必ずいずれかの健康保険に入ることが義務付けられています。医療費はこの健康保険から出てくるのです。
仮に自己負担が高額になったとしても「高額療養費制度」があるため、もし月に100万円の治療費がかかったとしても自己負担は9万円程度で済みます。
民間の医療保険の役割は、こうした公的な医療保険ではカバーできない部分、たとえば入院したときの食費や個室で入院する場合の差額ベッド料などをカバーするのがその役割です。

医療保険や生命保険には、月々数千円程度の掛金で、入院代がまかなえたり、被保険者が亡くなったときに数千万円という単位の保険金が遺族へ支給される商品も多くなっています。
そういった生命保険へ加入しておけば、万が一の際にも心強いことは間違いありません。

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